追悼サイト（ネット墓地）とは？

追悼サイト（ネット墓地）は、インターネット上にある仮想のお墓です。故人の名前や写真、思い出などを掲載し、オンラインで追悼することができます。

種類としては、大きく分けて以下の2種類があります。

単独型ネット墓地

単独型ネット墓地は、インターネット上にのみ存在するお墓で、現実のお墓は存在しません。遺骨は散骨や自宅供養などを行い、お墓参りをする場所としてはインターネット上の追悼サイトが唯一となります。

合祀型ネット墓地

合祀型ネット墓地は、現実の霊園にある合祀墓に遺骨を納め、その合祀墓専用の追悼サイトを利用するものです。合祀墓とは、複数の遺骨をまとめて一つの墓所に納めるお墓です。

追悼サイトには、以下のような機能が備わっていることが多いです。

故人のプロフィールの掲載: 故人の名前、生没年月日、写真、経歴などを掲載することができます。
思い出の投稿: 故人との思い出を文章や写真で投稿することができます。
参拝者へのメッセージ: 追悼サイトを訪れた人が書き込めるメッセージボードです。
献花・供灯: バーチャルな花や灯籠を献上することができます。
法要のライブ配信: オンラインで法要を配信することができます。

追悼サイトのメリット
【場所や時間に関係なく参拝できる】インターネット環境があれば、いつでもどこでも故人を偲ぶことができます。
【遠方に住む親族や友人でも参拝しやすい】遠方に住んでいて実際に墓参りに行くのが難しい人でも、インターネット上で参拝することができます。
【低価格】従来の墓石に比べ、費用を抑えることができます。
【バリアフリー】体が不自由な人でも、簡単に参拝することができます。
【自由度の高いデザイン】自分の好みに合わせてデザインをカスタマイズすることができます。

追悼サイトのデメリット
【インターネット環境が必要】インターネット環境がないと利用できません。
【故人の遺骨を納める場所がない】単独型ネット墓地の場合は、故人の遺骨を納める場所がありません。
【まだ一般的ではない】まだ新しいサービスなので、利用者や認知度が少ないという問題があります。
【デジタル機器に不慣れな人には使いにくい】デジタル機器に不慣れな人には、使い方が難しいと感じるかもしれません。

追悼サイトは、従来の墓石と比べてメリット・デメリットがある新しいお墓の形です。自分に合ったお墓の形を選ぶために、それぞれのメリット・デメリットを理解した上で検討することが大切です。